大手医師転職サイト別の求人特性(常勤)【徹底比較】

各大手医師紹介会社の求人(常勤)特徴を分析してみました。

 

・各紹介会社の求人数の特徴を知りたい

エビデンスを基に知りたい

こんな疑問にお答えします。


■この記事を読んで分かることや得られるメリット■

・各紹介会社の求人特性

・求人別の医師紹介会社
 

この記事を書いている私は、製薬会社勤め4年、医師転職エージェント5年(うち企業選任担当3年)です。この記事を読むだけで、産業医への転職への成功がぐっと近づくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

大手医師転職サイト別の求人特性(常勤)【徹底比較】

f:id:aniki786:20201210005344p:plain

今回は医師転職業界の大手6社の求人特性を比較分析しました。

エムスリーキャリア、マイナビdoctor、民間医局、JMC、リクルートメディカルキャリア、エムステージの6社です。

※あくまで公開求人のみでの評価です。

 

エムスリーキャリア

内科系7731件 (業界1位)

外科系4260件 (業界2位)

精神科666件 (業界2位)

老健施設140件 (業界5位)

クリニック1959件 (業界4位)

年収2000万以上求人 非公開 ※調べきれず (不明)

美容皮膚科114件・美容外科197件 (業界2位)

訪問診療1230件 (業界1位)

専属産業医13件(業界6位)

メディカルドクター1件(業界3位)

 

民間医局

内科7007件 (業界3位)

外科2871件 (業界4位)

精神科723件 (業界1位)

老健施設229件 (業界3位)

クリニック1558件 (業界5位)

年収2000万以上求人3054件 (業界3位)

美容皮膚科114件・美容外科75件 (業界5位)

訪問診療81件 (業界4位)

専属産業医23件 (業界4位)

メディカルドクター35件(業界1位)

 

マイナビdoctor

内科5724件 (業界5位)

外科3068件 (業界3位)

精神科515件 (業界5位)

老健施設471件 (業界2位)

クリニック2146件 (業界2位)

年収2000万以上550件(業界4位)

美容皮膚科・美容外科195件(業界4位)

訪問診療81件(業界4位)

専属産業医51件(業界1位)

メディカルドクター1件(業界3位)

 

JMC

内科系6583件 (業界4位)

外科系4620件 (業界1位)

精神科576件 (業界4位)

老健施設494件 (業界1位)

クリニック2239件 (業界1位)

年収2000万以上 4474件 (業界1位)

美容皮膚科263件、美容外科233件(業界1位)

訪問診療577件(業界2位)

専属産業医47件(業界2位)

メディカルドクター3件(業界2位)

 

リクルートメディカルキャリア

内科系4974件 (業界6位)

外科系2370件 (業界6位)

精神科475件 (業界6位)

老健施設114件 (業界6位)

クリニック1100件 (業界6位)

年収2000万以上 3221件 (業界2位)

美容皮膚科・美容外科95件(業界6位)

訪問診療345件(業界3位)

専属産業医19件(業界5位)

メディカルドクター0件(業界6位)

 

エムステージ

内科系7418件 (業界2位)

外科系2814件 (業界5位)

精神科664件 (業界3位)

老健施設253件 (業界3位)

クリニック2025件 (業界3位)

年収2000万以上 非公開 (不明)

美容皮膚科161件・美容外科147件(業界3位)

訪問診療 非公開

専属産業医26件(業界3位)

メディカルドクター0件(業界6位)

 

求人ランキング一覧

f:id:aniki786:20201121151141p:plain

内科系求人ランキング

1位 エムスリーキャリア

2位 エムステージ

3位 民間医局

4位 マイナビdoctor

5位 JMC

6位 リクルートメディカルキャリア

 

外科系求人ランキング

1位 JMC

2位 エムスリーキャリア

3位 マイナビdoctor

4位 民間医局

5位 エムステージ

6位 リクルートメディカルキャリア

 

精神科求人ランキング

1位 民間医局

2位 エムスリーキャリア

3位 エムステージ

4位 JMC

5位 マイナビdoctor

6位 リクルートメディカルキャリア

 

老健施設求人ランキング

1位 JMC

2位 マイナビdoctor

3位 民間医局

4位 エムステージ

5位 エムスリーキャリア

6位 リクルートメディカルキャリア

 

クリニック求人ランキング

1位 JMC

2位 マイナビdoctor

3位 エムステージ

4位 エムスリーキャリア

5位 民間医局

6位 リクルートメディカルキャリア

 

年収2000万以上求人ランキング

1位 JMC

2位 リクルートメディカルキャリア

3位 民間医局

4位 マイナビdoctor

※エムステージ、エムスリーキャリアは年収2000万の区切りなし

 

美容外科・美容皮膚科求人ランキング

1位 JMC

2位 エムスリーキャリア

3位 エムステージ

4位 マイナビdoctor

5位 民間医局

6位 リクルートメディカルキャリア

 

訪問診療求人ランキング

1位 エムスリーキャリア

2位 JMC

3位 リクルートメディカルキャリア

4位 民間医局

4位 マイナビdoctor

※エムステージは訪問診療科選択肢なし

 

専属産業医(企業)求人ランキング

1位 マイナビdoctor

2位 JMC

3位 エムステージ

4位 民間医局

5位 リクルートメディカルキャリア

6位 エムスリーキャリア

 

メディカルドクター求人ランキング

1位 民間医局(35件)

 

 以下、業界1位をまとめておきますので、希望科目によって登録することをおすすめいたします。

 

転職希望医師の登録実績No1を更新中!医師転職ならエムスリーキャリア

・・・内科系、訪問診療

【民間医局】の医師求人情報・・精神科、メディカルドクター

JMC ・・クリニック、美容外科・美容皮膚科、年収2000万以上、老健施設、外科系

マイナビDOCTOR ・・専属産業医(企業)

 

※あくまで公開求人のみでの評価です。

マイナビdoctorの口コミ・評判【エージェントがエビデンスを基に徹底解説】

マイナビdoctorの求人数を知りたい?

マイナビdoctorの特徴は?使うべき医師は?
マイナビdoctor評判は?
マイナビdoctorのメリット・デメリットは?

こんな疑問にお答えします。


■この記事を読んで分かることや得られるメリット■

マイナビdoctorの特徴

マイナビdoctorのメリット・デメリット

マイナビdoctorを使うべき医師像

 

この記事を書いている私は、製薬会社勤め4年、医師転職エージェント5年(うち企業選任担当3年)です。記事は、エビデンスを基に記事を書くことをモットーにしています。

この記事を読むだけで、転職への成功がぐっと近づくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

マイナビdoctorの口コミ・評判【エージェントがエビデンスを基に徹底解説】

f:id:aniki786:20201229012101p:plain

【マイナビDOCTOR】

会社名:株式会社マイナビ

設立:1973年8月15日(医師転職サービスは2014年から開始)

拠点エリア:全国11拠点

運営サイト:マイナビdoctor(医師専門の紹介サービス)

      マイナビRESIDENT(医学生・研修医のための総合情報サイト)

紹介サービス:常勤(転職)、定期非常勤、産業医、メディカルドクターなど

年間成約件数:非公開、登録会員数:非公開、契約医療機関数:約20,000施設

求人数:常勤11114件(非公開求人38899件)、非常勤10977件(非公開求人38419件)


 大手人材紹介会社マイナビが運営する医師専門の斡旋サービスです。
看護師や薬剤師などコメディカルの方の転職支援は古くから行っておりますが、
実は医師の斡旋サービスを始めたのは、2014年からサービススタートとまだまだ歴史は浅いです。

 ただ、逆に言うと、これだけでの競合が多い中で、後発として参入しても実績を上げているのは、優秀なキャリアアドバイザーが多い証です。

 

「いつも医師の『キャリアパートナー』でありたい。」「就職先をご紹介する出会いだけでなく、その先のキャリアまで一緒に考えてご提案したい。」を掲げ、
各先生に合わせたサポートを信条としています。

マイナビdoctorの特徴

・首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の求人数が多い

・非常勤求人が豊富

・「職業紹介優良事業者」の事業者認定されており、キャリアアドバイザーの質が高い

産業医求人が豊富(公開求人常勤51件)

・独自コンテンツの医療系コラムを配信

マイナビdoctorにおすすめの方

・首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)で求人をお探しの方

・年収を上げたい方

・非常勤求人をお探しの方

産業医への転職を検討されている方

 

■首都圏での求人が豊富

 神奈川県:1009件(非公開求人3531件)、東京1986件(非公開求人6951件)、

埼玉975件(非公開求人3412件)、千葉762件(非公開求人2667件)、

首都圏4,732件(非公開求人16,561件)と、公開・非公開求人の全体の42%とですので、首都圏での割合が高いのが特徴です。

 これは、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)での営業人数も最も多く、常勤・非常勤求人の獲得に人員を割いているため、これだけ多くの求人を獲得することができるのです。

 

■「職業紹介優良事業者」の事業者認定されており、キャリアアドバイザーの質が高い

 「職業紹介優良事業者認定制度」における「職業紹介優良事業者」の事業者認定を平成27年に認定されています。これは、厚生労働省から委託を受けた職業紹介優良事業者推奨協議会が定める厳しい審査基準を満たした事業者のみが認められる認定です。

 

”キャリアコンサルティング”、”求人・求職者情報の管理”、”利用者満足度”などの計78項目の審査基準をクリアしないと、職業紹介優良事業者には認定をされないため、安心して質の高いサービスを受けることができます。

実際に、医師の斡旋の中で取得しているのは、「株式会社メディカルリソース」と「マイナビ」の2社のみです。第三者の機関から評価を得ているため、質の高さは担保されているので、医療機関との給与交渉などの際には、とても頼りになるでしょう。

 

また、ドクターの業界ではまだ浅いですが、一般の転職市場では約40年の実績があり、人材の最大手企業です。これまでの転職のノウハウや実績は随一ですので、キャリアアドバイザーの交渉力が高いことも強みです。

 

直接伝えにくい事柄でもキャリアパートナーが間に入って、転職を進めてくれるので、年収の交渉や有利に交渉を進めることができるでしょう。

 

■好条件の非公開求人が多い

 マイナビドクターは、「年収1,800万円以上」「退職金あり」など好条件の非公開求人が多いことでも知られています。実際に保有している求人数の約6割が非公開求人と公表しているので、登録することをお勧めいたします。
※非公開求人とは、採用を進める医療機関が外部に情報が漏れることを懸念し、病院名を明かさず募集している求人などです。

 

 そのほかマイナビグループの豊富なリソースを活かし、当社のみが取り扱う独占求人情報も多数あります。また、公開求人・非公開求人の数がそれぞれWEBサイトでわかるのはマイナビDOCTORだけです。

 

「条件の良い非公開求人がある」と言われても、何件くらいあるのかわからなければ、利用の決め手にはなりませんよね。マイナビDOCTORは、非公開求人も5万件以上の選択肢があることがあらかじめわかっています。WEBサイトで条件検索をすると、「この条件なら公開求人は○件で非公開求人は○件」と数字が出てくるので、検討もしやすくなります。

 

■企業系の産業医求人が豊富

 マイナビでは「マイナビ転職」「マイナビAGENT」をはじめとした、一般企業系との豊富なお取引があるため、産業医求人が多数あります。
実際に、企業の専属産業医の求人は、公開求人だけで51件と業界でも1、2を争うほど多いので、豊富に選択肢を提示してくれるはずです。

■他社との比較

f:id:aniki786:20201120000021p:plain

 

他社と比較した表です。

 

f:id:aniki786:20201229150606p:plain
 

マイナビdoctorの特徴としては、上記を見ると、非常勤の求人数が豊富、産業医の求人数は業界No.1となっています。

 

マイナビdoctorの口コミの紹介(常勤) 

f:id:aniki786:20201210004833p:plain

 

41歳 男性 総合病院 キャリアアドバイザーの交渉のお陰で年収UP
 年齢の割には年収が低いのではないかというのが私の懸念点でした。大学の同期に比べるとかなり低めだったのです。平均年収に比べれば高いのは確かなのですが、学歴もキャリアもしっかりしているのでもう少し高くしたいと考えてマイナビDOCTORに相談しました。
 私の目標は1800万円だと伝えて探してもらったものの、なかなか働きやすい場所にはそのような待遇の病院を見つけてもらうことはできませんでした。しかし、粘り強くキャリアパートナーが交渉してくれたお陰で、採用時点で1700万円で、試用期間を経て1900万円まで上げてくれるという求人を作り出してくれたのです。

これほどに努力をしてくれるキャリアパートナーに出会えて本当に良かったと思います。


医師・40代後半・男性・1200万円台 350万近く年収がアップ

 以前の病院を退職するのに色々と準備もあり登録をして転職が決まるまで3ヵ月以上かかりましたが『マイナビDOCTOR』に登録後は以前の病院とは別の介護福祉施設に転職ができました。

施設管理医として勤務頂ける医師を施設の方で探していたので転職を決めました。東京でも、かなり条件のいい職場ですので転職後に後悔する様な事も無く年収は350万近く上がりました。期間は結構かかりましたが、転職できてよかったです。

 

マイナビdoctorの口コミの紹介(非常勤)

医師・40代前半・女性・700万円台 非常勤求人が豊富!

40代の女性ですが以前はクリニックの常勤医師として働いていました。
それから出産を機に退職して5年ほど育児に専念していましたが『マイナビDOCTOR』に登録後は非常勤として再び働けるようになり嬉しいです。

常勤医師の時に比べて年収は300万ほど下がりましたが、毎週3日は休めて母親として子供と過ごせる時間が増えました。非常勤医師の求人もマイナビDOCTORにはたくさんあり転職が早くできてよかったです。

 

■エージェントから見たマイナビdoctorを使用するデメリット

・地方の求人は他社と比較して少ない

 都市部に比べて、地方の求人はそこまで他社と比べて優位性があるわけではありません。都市部からUターン転職を検討している方にとっては、働き口の選択肢を狭めてしまう可能性があるため、他の紹介会社も同時に登録することをお勧めします。

 

■まとめ

f:id:aniki786:20201114000607p:plain

エージェントの視点からマイナビdoctorを利用するのがおすすめな医師は下記です。

・首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)で求人をお探しの方

・年収を上げたい方

・非常勤求人をお探しの方

産業医への転職を検討されている方

 

登録はこちら【マイナビDOCTOR】

民間医局の口コミ・評判は?【エージェントが徹底解説】

民間医局の口コミ・評判は?【エージェントが徹底解説】

民間医局

 

会社名:株式会社メディカル・プリンシプル

設立:1997年(創業23年)

拠点エリア:全国17拠点

運営サイト:民間医局(医師紹介、保険、福利厚生など)、レジナビフェア、

      医師コンサルティング事業(M&A・開業・医療経営)

紹介サービス:常勤(転職)、定期非常勤、スポット、産業医、メディカルドクター

年間成約件数:約50,000件、登録会員数124,000、契約医療機関数:約13,000施設

求人数:11,633件(常勤)、4,290件(非常勤)2,737件(スポット)

 

民間医局の特徴

・定期非常勤、スポットの求人が豊富

・女性医師の転職サポートが手厚い

産業医やメディカルドクターや産業医といった企業系の求人が豊富

・専攻医向けのサービスが充実(レジナビフェアなど)

・”メディ割”などの福利厚生サービスや医師賠償責任保険割引きなどのサポートが充実

 

おすすめの方

・子育て中や産休明けの女性医師

・専攻医で転職や定期非常勤をお探しの方

産業医やメディカルドクターなど企業への転職を考えている方

・転職や非常勤だけでなく、全面的なサポートを期待する方

 

 東証一部上場の専門職の人材紹介会社のクリーク・アンド・リバー社のグループ会社です。医師専門紹介会社の中では、エムスリー、メディウェル、などと同様に業界のパイオニア企業です。業界の大手企業ですので、求人数、エージェントの質はある程度保証されています。その中で、民間医局の特徴としては、女性医師の転職実績に強みがある、レジナビなど専攻医へのサービス提供、産業医求人が豊富、非常勤・スポット求人が豊富な点です。

 参考:【民間医局】の医師求人情報 

 

■女性医師への充実したサポート体制

 民間医局は、女性医師へのサポートに特に注力しており、女性医師との成約実績が頭抜けています。

具体的には、女性医師選任のエージェントを配置しているため、病院内の内情に精通しており、育児女性には融通が利きやすい医療機関の情報を持っています実際に、いざ入職してみても、周りの理解やサポートが得られず、肩身の狭い思いや残業が恒常化してしまうといった転職の失敗はよく耳にしますので、紹介いただける医療機関は安心できるでしょう。

また、転職支援だけではなく、出産・育児などの際にキャリア&ライフを支援するためにさまざまなサービスを提供されています。

具体的には、家事代行や育児、介護などの各種サービスを優待価格でご利用いただける福利厚生サービス"メディ割"やベビーシッターサービスも会員特別価格で利用することができます。また、『妊娠に伴う身体障害補償特約』を付帯しているため、妊娠に伴う身体障害による就業障害が生じた場合も、保険金をお受け取りいただけます。このサービスは他社にはない、民間医局オリジナルプランの保険です。

 いざ何かあった際には、安く利用できるのは、安心感がありますし、転職のみならずトータルでサポートしてくれるのは、女性医師にとってメリットは大きいです。

参考:【民間医局】の医師求人情報

■専攻医の紹介実績が豊富(常勤・非常勤)

 医師のほとんどの方が使用されているかと思いますが、「レジナビ」という研修病院情報サイトを運営しています。そのため専攻医の登録が多く、紹介実績も豊富です。

研修終了後の転職は、実はとても難しいです。臨床や研究、サブスペシャルティ研修といった医師のキャリア選択の時期になりますが、症例が多い医療機関は、医局に所属が必須な医療機関が多く、実は紹介会社からの紹介先は限られてきます。そんな中で、レジナビを運用する民間医局は、そういった研修指定病院ともやり取りがあるため、他の紹介会社よりも求人を多く持っていますので、選択肢は豊富にあるでしょう。

 また、専攻医になると、アルバイトが可能になります。求人サイトなどで探しても、「どんな内容の勤務ができるの?」「経験が少なくてもできるアルバイトを探せる?」「どんな準備をしたらいい?」などの不安から躊躇される方もいるかと思います。非常勤やスポットの求人も多く取り扱っていますし、地域の求人傾向や勤務しやすい求人などの情報を提供してくれるはずです。

■企業系の求人が豊富

 

 

■民間医局の口コミの紹介(常勤) 

子育てと介護が両立できる転職ができました

 30代前半の内科医であるY・Y氏は、現在は地方のクリニックの常勤医として勤務している。自身の出産と両親の介護が重なり、転職を決意したY・Y氏は、民間医局を利用することで医師としての夢を追いつつ、育児と介護を両立できる勤務先を見つけた。  

 

■民間医局を選んだ理由
 もともと後期研修後のアルバイト探しで民間医局を利用していました。
研修後の勤務先を探す際もお世話になっていたので、安心感がありました。
エージェントが条件交渉をしてくれたり、自分だけでは知りえないような情報も添えて求人を紹介してくれたおかげで、スムーズに転職活動ができました。
                                    
■良かった点
 求人のポジティブな面だけでなく、ネガティブなこともすべて教えてくれたので、
しっかり考えて決断することができました。また、民間医局が間に入ってくれたおかげで、きっちり契約書を取り交わすことができ、安心して働けています。

 

給与などの勤務条件は希望を言いづらいものですが、エージェントが間に入って交渉してくれたので助かりました。S・H(麻酔科医)

 大学医局での勤務が長くなるにつれ、医師としての将来に不安が増していました。当時の教授が辞められた後、希望するキャリアが実現できるかという点も不明確でしたし。そこで、医局都合ではない新たな可能性を求めて外に出ることにしました。

 

■民間医局を利用した感想

 自宅から通えて、常勤で週4日勤務ができる病院を希望しました。登録から3ヶ月もしない内に、専任エージェントさんが給与も含め満足できる条件の勤務先を紹介してくれました。結果としてそこが現在の勤務先となったわけですが、予想よりも早く転職先を決められて安心しました。

 

■民間医局を利用してよかったと思う点

 給与などの勤務条件は、自分だけだと希望を言いづらいものです。エージェントがさまざまな医局・病院の給与水準を教えてくれたうえ、転職先との間に入って条件交渉もしてくれたので助かりました。実は民間医局に登録する際には、「人材紹介会社に頼って大丈夫だろうか」という漠然とした不安がありました。しかし自分のコネで探そうとすると、どうしても大学医局とつながりのあるところになってしまいます。転職先は医局とは無関係のところにしたかったので、「自分で探すよりはいいかな」という程度の気持ちで登録しました。予想に反して、すぐに専任エージェントの方から連絡があり、直接会って自分の希望を伝えることができたので良かったです。

 

民間医局の口コミの紹介(非常勤)

私の考えをしっかり理解してくれる民間医局のエージェントなら大丈夫、という安心感がありますね。 

整形外科・定期非常勤・スポット

 会員登録後、早速担当エージェントの方から連絡があり直接お会いしました。その時は、医局ではとても話せないことも含め、私の思いのたけを存分に話すことができたのが嬉しかったですね。私の場合、非常勤の案件をお願いしていますので、どんな病院が紹介されるかわからないという不安を持っています。でも、私の考えをしっかり理解してくれているエージェントの紹介なら大丈夫という安心感がありますね。また、忙しい私に代わって、面倒な各種手続きをやってくれるのがありがたかったです。待遇などの条件交渉も仲介してくれるのは助かります。医療は一種ボランティア的な従事を期待される世界で、はっきりと「この条件で」とは直接言いにくいものですから。

 

■エージェントから見た民間医局を使用するデメリット

民間医局の口コミを100件ほど調べて解析しました。

・非公開求人が8割もある(会員登録しないと見れない)

・電話受付時間が短い

 

 非公開求人が多いということは、他の紹介会社にはない求人がたくさんもっているということです。ただ、逆に言うと、登録しないと求人の詳細が見れないということです。少しどんな求人があるか見てみたいな、2~3年後の情報収集したいなという際でも登録しなければ正確な求人の相場をしることができないです。

また、口コミでも多かったのが、民間医局の電話対応は平日9時から18時までということです。忙しい中で平日の9時~18時では、ゆっくり話す時間や聞きたいことを聞く時間はほとんどないでしょう。時間を生み出す負担があると言えます。

 

■まとめ

エージェントの視点から民間医局を利用するのがおすすめな医師は下記です。

 

おすすめの方

・子育て中や産休明けの女性医師

・専攻医で転職や定期非常勤をお探しの方

産業医やメディカルドクターなど企業への転職を考えている方

・転職や非常勤だけでなく、全面的なサポートを期待する方

 

【民間医局】の医師求人情報

産業医への転職に強い転職サイト・転職エージェント5選【エージェントが徹底比較】

産業医への転職に強い転職サイト・転職エージェント5選【元・エージェントが徹底比較】

 

・未経験だけど産業医へ転職したい

産業医の転職に強いエージェントを教えてほしい
産業医求人が多い転職サイトやエージェントが分からない
産業医に転職する際の注意点やポイントを知りたい

こんな疑問にお答えします。


■この記事を読んで分かることや得られるメリット■

産業医の求人数の位置づけ(常勤・非常勤)

産業医への転職に強いエージェント5選
 

この記事を書いている私は、製薬会社勤め4年、医師転職エージェント5年(うち企業選任担当3年)です。この記事を読むだけで、産業医への転職への成功がぐっと近づくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

各紹介会社の産業医の求人数(常勤・非常勤)※12月現在

エムスリー 常勤13件(5位) 非常勤27件(1位)

JMC 常勤46件(2位) 非常勤1件(6位) 

エムステージ 常勤13件(5位) 非常勤3件(5位) 

リクルートメディカルキャリア 常勤20 件(3位) 非常勤11件(4位) 

メディウェル 常勤23件(3位) 非常勤9件(4位)    

マイナビDoctor 常勤48件(1位)非常勤21件(2位)

 

f:id:aniki786:20201228003700p:plain

図1.各紹介会社求人票の位置づけ

 

産業医への転職に強い転職サイト・転職エージェント5選【元・エージェントが徹底比較】

 専属産業医紹介サービス | 産業医のご紹介なら 医師会員29万人以上のエムスリーキャリア

JMC 

エムステージ|産業医・保健師のご紹介/選任サポートや求人情報なら

【紹介実績多数】医師の求人・転職なら【リクルートドクターズキャリア】

医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】

 

■エムスリーキャリア

f:id:aniki786:20201214231408p:plain

医師転職ならエムスリーキャリア お申込みはこちら

概要 

・会員数28万人以上(転職登録実績8年連続実績1位)

・企業向けに産業医スポットサービスなどを提供

・経験豊富なキャリアコンサルタント

 

産業医公開求人数(2020年12月) 常勤13件(5位) 非常勤27件(1位) 

特徴①転職に成功した医師のサービス満足度 96.1%と満足度が高い

  ②非常勤の産業医求人は業界トップクラス

  ③他社にはない唯一の産業医求人を保有

デメリット:常勤の産業医求人がすべてまかなえているわけではない

 企業向けに「産業医顧問サービス」や「産業医エクスプレス」といったスポットサービスなどを提供しているおり、企業からの信頼が厚いため、必然的に求人は多くなります。

転職実績8年連続1位と業界最大手ですので、登録して損はないので、

登録しておきましょう。

 

口コミ

20代:産業医希望

【現状と希望】
20代男性・総合内科医です。専属産業医としてのキャリアプランを視野に、自分の住んでいる地域で未経験からでも産業医として働ける企業を探しました。

【紹介された案件例】
自分の希望した要望からやや広げた範囲で10件程度の求人を提示してもらい、希望があれば詳細の募集要項を取り寄せて頂く方針でした。量に関してはまあ満足できる量を提示して頂けたかなと思いますし、質に関しても産業医案件の中でバリエーションに富んだ案件を拝見できた印象でした。要求した案件の総数が少ない中で自分の要望に沿った求人を提示して頂けたかと思います。

 
【良かった点】
・対応が早い(登録翌日に連絡→2日後に初案件)
・女性担当者で丁寧だった
・丁寧なヒアリングだった
・自分主体で話をすすめられ、強制感がなく良かった

【総評】
対応の丁寧さ、こちらの要望や人格をしっかり汲んで話を進めて頂けた事が嬉しかったです。自分の現在の勤務体系から要望、自分の要求以外のその他の選択肢に関する意思確認など行って頂き適切であったかと思います。対応も迅速であり、質もそれなりに担保されていたと思います。

■JMC

産業医求人 JMCの産業医求人数は業界トップクラス。非公開求人も多数ございます。産業医求人といえば “JMC”

概要

『JMC 医師転職・アルバイト支援サービス』の求人情報サイトを運営
医療機関や企業とのパイプが太い非公開求人が約8割

企業向けの産業医紹介に最も注力している

・医師紹介年数10年

産業医公開求人数(2020年12月) 常勤46件(1位) 非常勤1件(5位) 

 

特徴

社長自ら産業医選任のキャリアアドバイザー

産業医求人が業界トップクラス(2020年12月現在で最多求人数を保有

デメリット①非常勤の嘱託産業医求人は少ない

 特に、産業医求人は、JMCは広いネットワークを持ち、産業医の求人情報をいち早くつかめるのでオススメです。実際に2020年の12月時点での常勤産業医求人の46件と医師人材紹介会社の中で最多の求人数を誇ります。社長自らが産業医選任のキャリアアドバイザーなので、力の入れようがみてとれます。

口コミ:

40代・女性医師の転職に特化した検索ができるのが有り難い

一番重視したかったのは、子育て中の女性医師への理解がある職場であるかどうかということ。もちろん必要以上に権利を主張する気はありませんが、どうしようもないときの電話が躊躇われるほどの職場環境は長年勤めることは難しいと感じずにはいられません。

JMC医師転職を選んだのは、常勤、非常勤、の大枠のほかに、産業医に加えて女性医師の検索項目があること。
JMC医師転職のエージェントの方もとても親切で、これまでの状況やストレスとなっている事象について相談、子育てをしながらも長く続けられる職場を数件紹介していただきました。

細やかな対応ができるエージェントだと信頼しています。

30代後半・女性医師 転職エージェントが頼りになる

まずは口コミのよさそうなところから、と検索して見つけたのがJMC医師転職でした。ランキングが上位、評判がとてもいい、というのでまず目に付きました。

色々と調べていくと、代表自らが医師の転職を手がけているとか。
また転職のノウハウや情報を知ることの出来るコラムも大変便利で評判がよく、迷ってはいましたが、JMC医師転職でまず相談をしてみることとしました。

どういった医師がどういった転職を求めているのか、などの動向から、実際の勤務先や医局への縛りをしっかり理解しており、的確なアドバイスを受けることができました。

単なる病院と医師の橋渡しだけではなく、医師一人一人の目標や状況に合わせて相談にも細かく乗ってもらうことでき、不安ではありましたが現状を打破すべく転職することができました。

医師の転職求人情報ならJMC 

 

■エムステージ

f:id:aniki786:20201216222607p:plain

概要 

・転職サイト「DR.転職なび」を運営

産業医の転職支援だけではなく、「産業医サポートサービス」が充実

・医師紹介年数17年

 

産業医公開求人数(2020年12月) 常勤13件(5位) 非常勤3件(4位) 

特徴①キャリアアドバイザーが医療経営士の資格を有している

  ②企業600社、事業所1,500以上の紹介実績は業界最大級

  ③産業医サポートサービスが日本HRチャレンジ大賞、イノベーション賞を受賞

デメリット:求人数自体は多くはない

 嘱託産業医の業務管理システム「MConnect」、休職者の復職までの対応の仕組みづくりをサポートする「休職・復職サポートサービス」を運営している 

企業への産業医の紹介だけでなく、「産業医サポートサービス」が受けられることが強みです。また、この「産業医サポートサービス」が、「第7回 日本HRチャレンジ大賞」のイノベーション賞を受賞しており、第三者からも優れた評価を得ていますので、安心してサポートを受けることができます。

 

口コミ

医師44歳男性

まったく地元周辺の病院の内部事情がわからない状態で転職活動をしなければなりませんでした。私の担当の方は、全国の事業所を転々とされている…という強者(笑)
私の居た首都圏の病院の事情はもちろんのこと、同じ系列の病院の全国の事情含め、本当に情報通だなと舌を巻きました。
この人の言うことは信頼できるなと思ったんですよね。当時もう1社問い合わせた紹介会社がありましたが、担当の方の情報力を信頼して医師転職ドットコムさん一本にしました(笑)
ネットで見ていると、あまり押しが強くない…みたいな話も見かけましたが、転職を急いでいた私のペースにしっかり合わせてくれて、本当にスムーズに転職活動ができました。
今はお陰様で、親の体調も戻り、家のことも仕事も良いペースでやっていけてます。何人か周りの医師にもオススメさせてもらいました。

エムステージの登録はこちら

求職支援サービスお申し込み【Dr.転職なび】医師の転職/就職の募集など好条件や非公開求人多数!

 

リクルートメディカルキャリア

 

概要 

・一般企業の転職市場の国内最大手のリクルートHDのグループ会社

・医師紹介年数約40年と業界で最年長の実績

 

産業医公開求人数(2020年12月) 常勤20 件(3位) 非常勤11件(2位) 

特徴①企業との結びつきが強く、常勤・非常勤求人ともにバランスがよい

  ②非常勤求人が豊富

  ③内部情報が豊富

デメリット:

 リクルートグループは、一般企業の就職・転職では最大手であり、企業との結びつきが強いです。真っ先に企業が産業医のを募集する際に思いつくのは、リクルートというブランドですので、必然と求人は多くなります。また、医師紹介業界で40年と他の企業と比べると圧倒的に老舗なので、内部事情や転職のノウハウは蓄積されております。

 

口コミ:

 

医師・30代後半・男性 内部事情に詳しい

以前は小さなクリニックで内科を担当していましたが、リクルートドクターズキャリアを利用して総合病院に転職ができました。医者の転職は結構難しいと思っていましたが、キャリアカウンセラーが実際の勤務環境などの転職希望先の内部情報を詳しく知っていたので転職に失敗することもなかったです。履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削や、病院との見学や面接の日程調整、面接対策などもしてくれました。

医師・40代後半・女性 求人数が他社サイトより多い

すべての求人の質がどうなのかはわかりませんが、求人の数なら自分が見た転職サイトの中では『リクルートドクターズキャリア』が一番多かったです。実際に自分が住んでいる北海道の一般内科と総合内科でも140件くらいの求人がありました。内部情報に精通したコンサルタントが転職支援をしてくれたおかげで、その中でもかなりいい求人を紹介してもらい無事に転職もできたので感謝をしています。

登録はこちら|医師の転職ならリクルートドクターズキャリア

 

■メディウェル

プロと始める「納得の転職」

 

 

概要 

親会社は株式会社アインファーマシーズ東証一部上場)

・転職サイト「医師転職ドットコム」を運営

・サービス利用満足度97.4%とサービスの質が質が高い

・医師紹介年数20年

産業医公開求人数(2020年12月) 常勤23件(2位) 非常勤9件(3位) 

 

特徴①業界の老舗企業である、常勤求人が豊富

  ②キャリアアドバイザーの質が業界トップクラス

デメリット:特になし

 産業医の常勤求人も2番目に求人数が多いのが特徴です。

また、転職満足度が97.4%と非常にサービスの質が高く、口コミでも「スピーディー」や「求人が豊富」などの評価が多く、安定したサービスを期待できます。

 

口コミ

美容外科から産業医への転身

 メディウェルに登録して4つほど求人の紹介を受けました。すべて名前の聞いたことのある大企業でした。紹介してもらった求人の中で興味を惹かれる求人がありました。仕事内容が営業者から工場勤務者まで幅広い従業員の健康管理を任せてもらえるものだったからです。また、産業医が多く所属しており、教育体制もしっかりしており、未経験から専属産業医として働ける点魅力的でした。2回の面接を経て、無事内定をいただきました。メディウェルに登録してから転職先が決まるまで1か月というスピーディな転職でした。何度もコンサルタントと連絡をとりましたが、常にスピーディーに対応していただきました産業医の採用は、複数回面接が必要なので、面接を迅速に設定してくれ、希望に合う転職先を見つけてくれたコンサルタントには感謝しています。

 

43歳総合内科 → 専属産業医への転職

 登録後、コンサルタントの方に会い、希望を伝えてから、約2週間で3企業6ヶ所の面接を受けるという、スピーディーな転職活動でした。

入職が決まった企業は、日本経済を支えるグローバル企業で、社会貢献という意味で希望に合っていました。条件も、週4日勤務可能、当初の想定給与(1,200万円)から上積みの提示(1,280万円)を提示してくれるなど、想定以上の条件での勤務が実現。3回あった面接が短期間で終わり早期に内定をもらえたこともあり、入職を決めました。

 

メディウェルを利用した感想

 実は、入職が決まった先は、応募した時点で既に選考者が2名いる中での後手のスタートでした。しかし、面接のスケジュールを短期間で調整してもらった結果、選考をくぐり抜け入職することができました。勤務しながらの転職活動で、コンサルタントの方は日程調整が難しかったと思いますが、迅速な調整、ありがとうございました。

 

登録はこちら

個人プロフィール 入力ページ|医師の転職・求人・募集は「医師転職ドットコム」 | メディウェル

 

マイナビ Doctor

概要 

・大手人材紹介会社の株式会社マイナビ東証1部上場)が運営

・医師転職業界で唯一「職業紹介優良事業者」認定

・医師紹介年数6年(2014年サービス開始)

産業医公開求人数(2020年12月) 常勤48件(1位) 非常勤21件(2位) 

 

特徴①専属産業医、非常勤産業医求人数業界NO.1

  ②キャリアアドバイザーの質業界NO.1

デメリット:特になし

 産業医の常勤求人は業界で最も多く、非常勤求人数もエムスリーに次いで2番目に多いです。

これは、「マイナビ転職」「マイナビAGENT」をはじめとした、一般企業系との取引が約40年あり、業界の大手企業だからです。これまでの豊富な実績があるため、産業医求人は他社よりも多く保有しています。

 また、産業医の選考は、他の医療機関への転職と異なり、人気が高いため、選考難易度は高くなっています。特に立地のいい企業や年収が高い企業では、採用枠1名に対して、10数名応募が入ることもあるため、いい求人ほど本当に競争が激しいです。書類選考や面接で合否が変わってきますので、キャリアアドバイザーの面接指導や情報はとても重要です。マイナビは、優良事業者として認定されており、第3者からも高い評価を得ていますし、これまでの転職のノウハウや面接情報が蓄積されていますので、ぜひ登録をおすすめします。

 

まとめ

 専属産業医紹介サービス | 産業医のご紹介なら 医師会員29万人以上のエムスリーキャリア

JMC 

エムステージ|産業医・保健師のご紹介/選任サポートや求人情報なら

【紹介実績多数】医師の求人・転職なら【リクルートドクターズキャリア】

医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】

メディカルドクター(製薬業界)への転職に強い転職エージェント9選【元・転職エージェントが活用法を教えます】



・メディカルドクターの転職に強いエージェントはどこかわからない?
・メディカルドクターの転職の難易度は?流れは?
・メディカルドクターに転職する際の注意点やポイントを知りたい
・自分には強みがないけどメディカルドクターに転職できる不安..

こんな疑問にお答えします。


■この記事を読んで分かることや得られるメリット■
・製薬業界(メディカルドクター)への転職に強いエージェント9選
・転職までの流れ
・製薬業界(メディカルドクター)への転職を成功させるポイント・注意点

 

この記事を書いている私は、製薬会社勤め4年、医師転職エージェント5年(うち企業選任担当3年)です。この記事を読むだけで、メディカルドクターへの転職への成功がぐっと近づくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

メディカルドクターの転職に強いエージェント9選【元・転職エージェントおすすめの活用法】

結論から言うと、下記の一般の人材紹介会社、医師専門人材紹介会社、製薬業界専門紹介会社の3つにバランスよく登録することが重要です。

 

【一般企業系人材紹介会社3選】
転職エージェントならリクルートエージェント

一般企業の転職成功実績・求人数ともに業界No.1の転職エージェントです。
転職エージェントなら、dodaエージェントサービス |転職ならdoda(デューダ)

リクルートに次いで国内2位。日本最大級の求人数を誇る「doda」を運営しています。
転職ならランスタッドの【転職エージェント】

世界最大級の総合人材サービス会社。外資系でハイクラスの転職が強みです。

 

【医療系医師人材会社3選】

医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】

外資から国内企業まで製薬企業の医師求人数はトップクラス
・好待遇や人気案件など、一般に公開していない非公開求人も紹介
・書類選考・面接対策から条件交渉に至るまで充実のサポート体制

【民間医局】の医師求人情報
・製薬業界特化の紹介会社と提携しており、求人数が豊富

転職希望医師の登録実績No1を更新中!医師転職ならエムスリーキャリア

・エムスリーグループとして製薬企業向けのサービスを展開しており、
製薬企業ではかけがえのない存在
・医療系の紹介会社中で唯一、製薬企業向けのメディカルドクターへの逆指名サービスを実施している

 

【製薬業界専門紹介会社3選】
製薬専門の転職紹介・求人案内なら株式会社メディサーチ

・製薬業界経験者のサポートを受けることができ、経歴書の添削などフォローが丁寧
製薬メーカー・医薬品業界の転職エージェント・求人 | Answers(アンサーズ)

・求人数が多く、特に臨床開発関連の職種に強い

医療機器、製薬業界の国内No.1サイト | 医療転職.com

・医療業界No.1の転職実績を持つ。転職満足度がとても高い(97%が満足と回答)

 

医療機関への転職では、医師専門の人材紹介会社を使用するのが一般的ですが、
各製薬企業は、基本的には、他の職種含めて一般の紹介会社との関係が深いので、
必ず一般の方の紹介会社は登録しましょう。
寧ろ医師専門の紹介会社より、密接に取引しています。
上記の3つ登録することによって、求人の漏れはなくすことができます。

また、メディカルドクターは非常に狭き門です。
書類通過率は20%を切るところもありますし、面接対策がとても重要になってきます。
製薬業界専門の紹介会社を使用するメリットとしては、MD以外の職種でも日々面接などを行っていますので、企業の内情や面接傾向などは最も把握しています。

それぞれ特徴を持った紹介会社をうまく活用することで、最大限に可能性を広げることができるでしょう。

 

転職活動の流れ

 


1.転職エージェントに登録
サービスをご利用いただくため、各企業のWEBの専用フォームからまずはご登録ください。所要時間は1分程度。ご入職に至っても費用は一切かからないのでご安心ください。

2.転職エージェントとコンタクト(希望条件を伝える)
登録後、転職エージェントからメールや電話で連絡がありますので、
状況や希望の条件をお伝えしましょう。

※すべての希望が叶う企業は少ないです。希望条件には優先順位をつけておきましょう。

※アピールできることは出し惜しみせずに伝えましょう。

3.応募企業をピックアップ
希望条件をお伝えすると、転職エージェントが希望に合う求人をご案内してもらいます。案内いただいた求人の中で気になる企業があれば、応募しましょう。

※事前に確認したい点があれば、遠慮なくエージェントに確認しておきましょう

4.書類選考(履歴書・職務経歴書の準備)
製薬企業の選考では、まず初めに必ず、履歴書と職務経歴書の提出を求められますので、準備が必要です。
フォーマットはエージェントが用意してくれますので、それに沿って作成しましょう。
またエージェントは書類を通過させるためのプロですので、文章の校正は複数回行ってブラッシュアップしましょう。 

5.面接
書類選考が通過すれば、次のステップは面接です。
企業によって異なりますが、面接はおおよそ2~3回あります。
1次面接は、人事部やメディカルドクターの現場責任者、2次面接は役員クラスとの面接になります。
企業の面接は、医師といえど、コミュニケーションスキル、ビジネスマナー、専門性、リーダシップなどを厳しくチェックされます。

6.内定
面接後、もしご縁があった際には、内定となります。
内定後は企業から年収などの条件提示されます。

7.内定後条件交渉
提示された条件の交渉はエージェントが行います
条件に承諾すれば入職決定となります。
入職決定までスムーズに進んでおおよそ2~3か月と考えてください。


製薬企業(メディカルドクター)への転職の際の注意点と最重要ポイント2つ

 

注意点① 応募年齢に気を付けよう

企業が求めるMD像はおおよそ下記です。

-----------------------
・年齢30歳~50歳まで
・全国のキーオピニオンドクター、社内外関係者との関係を上手く構築できる方。
・積極的に仕事に取り組み、受身ではなく、リーダーシップを発揮できる方。
・プレゼンテーションスキル、資料作成力、論理的思考力、分析力のある方。
・ビジネスレベル以上の英語コミュニケーション能力
------------------------

特に注意いただきたいのは、「年齢」です。
臨床医師では、40歳でようやく一人前となり、引っ張っていく立場になりますが、
メディカルドクター未経験で転職となると、年齢は40代半ばまでと思っていた方がいいでしょう。
40代半ばとなると、若い方よりも英語でのビジネスコミュニケーションや即戦力が求められますので、選考難易度も高くなります。

なお修士や留学経験、医局長でのマネジメントや調整経験があれば、
メディカルドクターの転職の有利になります。

 

注意点② 選考難易度を知ろう
 メディカルドクターは選考難易度としては、とても高いです。
主な理由は、①応募者が多い②選考者のスキルや能力が高い③転職の入れ替わりが少ない、3つが挙げられます。メディカルドクターは、給与もよく、オンオフもしっかりついているためとても人気です。かつ、高いコミュニケーション能力や英語力が問われますので、誰でもなれるわけではなく、一種のステータスとなります。どれだけ経歴やコミュニケーションに自信があっても、ポイントを押さえたほうが選考に通過しやすくなりますので、転職エージェントなど使えるものを上手く使いましょう


■面接に受かるための最重要ポイント2つ
 
ポイント1. 企業が求める「人物像」や「担ってほしい役割」などを把握しよう

あなたはどのように合否が決まると思いますか?
自身にすごい経歴や経験があれば合格するだろうと思っていませんか?
実はこれは大きな間違いです。

企業は、「ものすごいよい経歴の方」や「臨床での実力やがある方」を採用するわけではなく、企業が求める「能力や人柄」や「担ってほしい役割」にぴったりな方を採用します。経歴がよい方はむしろ、「仕事がやりにくい」「こだわりが強く融通が利かなさそう」という印象を与えてします。
※ただ、こういう方は逆にとても低姿勢で望むとかなりの好印象なので、
結局は面接のやりよう次第です。

ポイントは、事前に企業の「募集背景」、「企業が求める人物像」、「担ってほしい役割」を確認しましょう。
それに合わせて自分がアピールできる点やエピソードの引き出しを用意しておきましょう。

 

2.正しい面接の準備をする
 採用に近づくために必要なことは、正しい「面接準備」です。
複数回面接があり、時には圧迫面接の企業がほとんどです。
ストレス耐性などを見るためで、対策しておかないと必ずぼろがでます。

 

ポイント1. なぜを3~5回繰り返す
 質問に対しては、「論理的でかつ根拠のある回答」が必要です。
例えば、「○○株式会社の志望する理由は?」に対して、「癌の開発に取り組んでいるから」と答えたとすると、おそらく「なぜ癌に携わりたいのか」「なぜ他の製薬会社ではなく、うちの(志望する製薬会社)製薬会社の癌開発に携わりたいのか」という質問が返ってきます。
これらの質問に論理的かつ納得した回答をするためには、志望する企業と競合企業の特徴や研究開発の違い、などを知っておく必要があります。

ポイント2, 説得力のあるオリジナルエピソードや根拠を伝えよう
 質問回答する際は、端的にかつ論理的に答える必要があります。
企業はあなたの長い話は聞いてくれませんので、話し方はとても重要です。
では、「端的かつ論理的な答え方」とは、下記の手順で行っていく必要があります。

伝え方の順番~~~~~~~~~~~~
①主張や結論 「~ ということです 」
②その理由や根拠 「その理由は2つあり、1つ目は~です。2つ目は~です。」
③根拠となる具体的なエピソード 「なぜなら~という経験があるからです。例えば~です」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上記の順番で答えると端的かつ論理的な文章になります。

ポイント3.成果は定性面と定量面で語る

あなたが臨床において注力した取り組みを伝えるだけでなく、必ずその取り組みによって得られた成果や変化を伝えましょう。成果や変化を伝えないと、ただの自己満足になってしまうだけなので、注意しましょう。
また、成果は定性面と定量面で答えるとより分かりやすく伝わります。

例)「私が○○取り組んだことによって、医局の売り上げが増えた」
これでは、何がどれくらい増えたのかがよくわかりません。

→「私が○○取り組んだことによって、医局の売り上げが昨年より3倍に増えた。(定量
また、この医局の取り組みが、病院内の会議でも取り上げられ、他の診療科でも導入することになった。(定性)」

という感じです。
定性を表す際は、客観的な評価を伝えると、より説得力も増すことになります。


まとめ

 

まとめると、メディカルドクターへの転職は、しっかりと臨床や研究の経験を積んだ方が応募しますし、レベルが高く、とても険しい道のりです。

ただ、上記のように面接での受けごたえで、まったく変わってきます。
とにかく面接がとても重要です。

日々多忙な中で、自分一人で高いレベルまで訓練することはとても難しいです。
膨大な時間を費やしても、正しい方向に努力をしないとすべて水の泡となります。

 

転職エージェントは、こいうった知見があるプロフェッショナル集団ですので、
客観的なアドバイスや正しい方向への努力の仕方を教えてくれます。

転職をするしないに関わらず、登録しておくのがいいおすすめで、
転職エージェントはできるだけ活用したほうが良いです。

 

なぜならどれだけ使っても無料ですし、損することはありません。
転職サイトや転職エージェントをうまく使いこなして、良い転職をしましょう。

 

 【一般企業系人材紹介会社3選】

転職エージェントならリクルートエージェント
転職エージェントなら、dodaエージェントサービス |転職ならdoda(デューダ)

転職ならランスタッドの【転職エージェント】

 

【医療系医師人材会社3選】

医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】

【民間医局】の医師求人情報

転職希望医師の登録実績No1を更新中!医師転職ならエムスリーキャリア

 

【製薬業界専門紹介会社3選】
製薬専門の転職紹介・求人案内なら株式会社メディサーチ
製薬メーカー・医薬品業界の転職エージェント・求人 | Answers(アンサーズ)

医療転職.com

製薬企業・メディカルドクターへの転職【転職エージェントが裏側を語る】


・メディカルドクターってどんな仕事をするの?
・給与や待遇はどれくらいなのか?
・メディカルドクターに強い転職サイト・エージェントは?

 

この記事を書いている私は、医師転職エージェント歴5年、メディカルドクターの転職へも数多く関わってきました。

こういった私が、メディカルドクターの年収や転職を成功させるコツを解説します。

 

製薬企業・メディカルドクターへの転職【転職エージェントが裏側を語る】

■仕事内容について
 メディカルドクター(Medical doctor:MD)とは、製薬企業の勤める医師のことで、
新薬開発や既に流通している薬剤の安全性や有効性を審査する(育薬)仕事します。

主にメディカルドクターと言っても「臨床開発(新薬)」か「販売後の有効性・安全性評価(育薬)」の2つに分かれます。
新薬開発とは、薬剤の新薬開発部門に所属し、医学的な立場から、治験の企画から試験の実行・評価、承認申請などに携わり、新薬の開発の一端を担う役割を果たします。
試験データや資料の作成などが求められる他、臨床での視点から適切な意見を述べたりすることが求められます。

 

市販後の有効性・安全性の評価では、安全対策部門に所属し、新薬が発売された後の薬剤の安全性などを評価します。開発段階では把握できなかった情報収集された副作用を適切に評価し、問題の特定を行うことで、育薬に携わる役割を担っています。

また、共通して、海外の子会社のMDとの治験や安全性評価に関する協議を行うことから、高い英語スキルが求められます。

 

■働き方は

勤務形態:基本的には完全週休二日制です。(土日祝日休み)
臨床では、他の医師の目を気にして休みを取らないといけないですが、製薬企業ではそんなことはありません。有給休暇の取得や長期休暇も自分のタイミングで安心してとることができます。(製薬業界は一般の方にとってもホワイトな職場です)

勤務時間:ほとんどの会社がフレックスタイム制を導入しています。
また、基本定時(9時~17時)ですし、当然ですが、当直やオンコールでの呼び出しもありませんので、ワークライフバランスが保った働き方が可能です。

給与:経験スキルによって大きく異なりますが、おおよそ1300~2500万円ほどです。
内資系製薬企業よりも外資系の製薬企業のほうが若干高くなります。
未経験からの転職では、1300~1500万ほどでしょう。役職についたり、マネジメントのポジションになると2000万以上になります。
また、給与以外にも、住宅手当や退職金もあり、福利厚生がとても充実しています。
福利厚生面も含めるととても条件としては良くなります。

 

■やりがい
新たな医薬品や治療法を世に出し、多くの患者さんを助け、医療の発展に大きく貢献できる点です。自らが手がけた薬剤が世に出るのは、格別なものですし、薬剤は一生残ります。研究職や海外のグループ会社のMD、KOLの医師、経営管理部、各分野の専門家などの優秀な人々と密接にコミュニケーションをとりながら、プロジェクトを作り上げていくことは、やりがいを感じるでしょう。専門的な知識を生かして日々新しい刺激に触れることができるのも醍醐味です。

 

■大変なこと
医師といっても製薬企業の社員ですから、「先生」とは呼ばれないことも多いです。最近は、昔ほど医師の仕事に特別意識をもつ方は少なく、考え方も変わってきているので、このことをデメリットと感じる方は少ないと思います。
しかし、「医師は特別だ」という意識が非常に強く、臨床医としての昔のイメージを引きずってしまうと、転職後もその体質が抜けず、周りとコミュニケーションがうまく取れずに職場で浮いてしまった、という方が過去にはいました。

 

メディカルドクターに転職するメリット・デメリット

woman talking through mobile phone while sitting on swivel armchair

■メリット
・臨床では味わえないやりがいがある
・当直・時間外の呼び出しがないため、ワークライフバランスを保つことができる


■デメリット
・臨床に戻りにくい
臨床の現場から離れることになりますので、臨床に戻りにくくなります。
※兼業が認められている会社もあります

 

・定年がある
企業ですので、60歳もしくは65歳で定年となります。
その後再雇用してもらえる企業もありますが、給与は著しく下がるでしょう。
臨床では、老健施設や療養病院では、70歳まで働き続けることが可能ですので、
その点は留意しておきましょう。
とはいえ、退職金もありますし、臨床を少しでも続けていれば、転職することもできるので、一概にデメリットとは言えません。


■メディカルドクターに向いている方
・新薬開発、企業での経営などに貢献したい方
・チームで物事をやり遂げることにやりがいを感じる方
・研究職志向で人とのかかわりが好きな方


メディカルドクターへの転職の難易度や転職を成功させるためには?

■メディカルドクターへの転職の難易度
MDへの転職の難易度はとても高いです。
上述のように、ワークライフバランスを保ちつつ高い給与を稼げることができ、なおかつ、希少性が高いので、やりがいを求めて希望される医師も多く、とても人気がある職種です。製薬企業の数には限りがありますし、基本的に本社(東京もしくは大阪)になるので、転居ができない場合は、製薬企業も限られてきますので、転職の難易度はとても高いです。

 

■求められる資質・有利な資格

企業が求めるMD像はおおよそ下記です。
------------------------
日本での臨床経験5~10年以上(研修医期間含む)を有する医師
内科、外科系、特に近年は中枢神経系や癌の専門性を有する医師のニーズが高い
専門医の資格、留学経験があればなお良し。

英語の読み書きに対応でき、会話についても抵抗がなく、
できればビジネス上の英語での経験(留学経験)があれば望ましい

-----------------------

・高い専門性、博士号
新薬開発などは高い専門性が求められます。
研究や臨床の両側面から、的確な評価や助言が必要となりますので、深い知識と経験が豊富な方が好まれます。博士号を持っている方は、研究と論文を書くことが得意と考えられるので、メディカルドクターへの転職は有利に働きますので、
学会での実績などを売りにしましょう。

 

・英語力
海外のMDともやりとりするため、ビジネス英語でのコミュニケーション能力が求められます。具体的には留学した経験がある方は有利に働きます。民間の試験(TOEIC)では最低でも700~800点は必要です。ただ、30代の若い方はすぐに英語のコミュニケーションスキルを求められず、ポテンシャル採用となることもありますので、留学経験のある方はアピールポイントになるでしょう。

 

・コミュニケーションスキル、チームで物事を成し遂げた経験のある方
 メディカルドクターは一企業に属することになり、かつチームでプロジェクトを進めていくことになります。これまで臨床や研究において、「課題に対して、どのように考え行動し、成果を上げてきたか」を問われます。そのエピソードを語れるよう準備しておく必要があります。

 

・ビジネス・経営感覚に優れている方
新薬の開発には、莫大なコストがかかりますが、同時に会社に利益をもたらすことが重要です。時には、経営的や費用対効果の面から開発を中断するという判断が下される場合があります。そのほかにも常にコスト意識が付きまといますので、ビジネス的ものの見方が大事になってきます。臨床では、あまり感じないかもしれないですが、院長や経営者からの視点を意識しておきましょう。

 

■転職を成功させるコツ

 

・情報収集が重要
MDへ転職するためには、企業が採用を行っている必要があります。
情報収集の経路は、自社のホームページを見る、転職サイトに求人がある、コネやつてなどがあります。忙しい中ですべての情報を自らチェックするのは難しいので、
「転職サイトに登録し、現在でている求人をチェックする」→「転職サイトに出ていない求人を製薬会社のホームページで調べる」といった手順で行うことで、
求人の漏れはなくせるかと存じます。

 

・転職エージェントを使用する
上記でお伝えしたようにMDへの転職は狭き門です。
書類選考もただ職務経歴書を出すだけで通ることはありませんし、面接も複数回あります。(最終面接は役員クラス)面接でも、「なぜMDを志望するのか、なぜその会社を志望するのか」、「臨床や研究での成果」「自己PRと会社にどうのように貢献できるか」など、厳しい質問がありますので、それに的確かつロジカルに答える必要があります。職務経歴書の添削や面接対策などのプロですので、アドバイスを受けることに越したことはありません。

 

■製薬企業への転職に強いサイト・エージェント9選

※転職エージェントからみた活用法※

結論から言うと、下記の一般の転職支援会社、医師専門人材紹介会社、製薬業界専門紹介会社の3つにバランスよく登録することが重要です。

 

 

【一般企業系人材紹介会社3選】
転職エージェントならリクルートエージェント

一般企業の転職成功実績・求人数ともに業界No.1の転職エージェントです。
転職エージェントなら、dodaエージェントサービス |転職ならdoda(デューダ)

リクルートに次いで国内2位。日本最大級の求人数を誇る「doda」を運営しています。
転職ならランスタッドの【転職エージェント】

世界最大級の総合人材サービス会社。外資系でハイクラスの転職が強みです。

 

【医療系医師人材会社3選】

医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】

外資から国内企業まで製薬企業の医師求人数はトップクラス
・好待遇や人気案件など、一般に公開していない非公開求人も紹介
・書類選考・面接対策から条件交渉に至るまで充実のサポート体制

【民間医局】の医師求人情報
・製薬業界特化の紹介会社と提携しており、求人数が豊富

転職希望医師の登録実績No1を更新中!医師転職ならエムスリーキャリア

・エムスリーグループとして製薬企業向けのサービスを展開しており、
製薬企業ではかけがえのない存在
・医療系の紹介会社中で唯一、製薬企業向けのメディカルドクターへの逆指名サービスを実施している

 

【製薬業界専門紹介会社3選】
製薬専門の転職紹介・求人案内なら株式会社メディサーチ

・製薬業界経験者のサポートを受けることができ、経歴書の添削などフォローが丁寧
製薬メーカー・医薬品業界の転職エージェント・求人 | Answers(アンサーズ)

・求人数が多く、特に臨床開発関連の職種に強い

医療転職.com

・医療業界No.1の転職実績を持つ。転職満足度がとても高い(97%が満足と回答)

 

詳細はこちらの記事を確認ください。

aniki786.hatenablog.com

 

それぞれ特徴を持った紹介会社をうまく活用することで、
最大限に可能性を広げることができるでしょう。

産業医の年収・勤務状況・転職のまとめ【元転職エージェントが徹底解説】

 

「長時間勤務に限界を感じた」「家族との時間を確保したい」けど産業医はどうなんだろう、、、

「臨床以外の働き方をしりたい、、」
産業医として働いてみたいけど、産業医の報酬相場っていくらなんだろう……?

 

と感じている方は多いと思います。

この記事を書いている私は、医師転職エージェント歴10年、産業医の転職へも数多く関わってきました。
こういった私が「産業医とはどういうお仕事か」、「産業医のメリット・デメリット」などをわかりやすく解説します。

 

1,産業医の仕事内容・年収・勤務状況をまとめました

 

産業医のお仕事内容とは

産業医とは、事業場において労働者の健康管理について、医学的な観点から指導・助言を行う医師のことです。従業員の健康状態や職場環境を改善することによって、企業に貢献するお仕事です。

 

具体的な仕事内容は下記になります。

●健康診断の結果チェックと就業判定・・・健康診断結果をチェックしながら、適切な判断をしていき、必要に応じ面談を通じて指導・助言

ストレスチェック・・高ストレス者を判定・面談

●復職面談・判定・・休業していた従業員の復職に関する診断

メンタルヘルス対策の企画や教育・・管理職や従業員に向けて、メンタルヘルスやその他の健康状態改善に関する教育や社内講演会の企画

●労働衛生委員会への参加・・月1回行われる労働衛生委員会にて医学的立場からの意見

職場巡視・・工場内の衛生面や温度などの労働環境などのチェック・改善

 

産業医のやりがい

 従業員と信頼関係を構築し、面談や様々な企画を行うことによって、感謝されることによってモチベーションにつながるでしょう。

ただ、産業医の醍醐味は、産業医として起こしたアクションが、従業員の疾病予防や体質改善につながり、時には、会社の業績や指標に大きく影響を及ぼします。これは、臨床では、味わえない感覚です。


■大変な点

目に見えた成果が上げにくいことがあります。メンタル面談や職場の環境改善に尽力しても、目に見えた効果がでずらいです。そのため、自らができることの限界を感じることがあります。モチベーションを保つことが重要になってきます。

また、企業によっては、産業医の仕事を軽視していることもあります。つまり、環境改善が大事であることは理解しても、利益に直結するような他のことを優先し、なかなかプロジェクトがすすまないことにもどかしさを感じることもあるでしょう。

 

2.産業医の年収、勤務体系は?産業医のメリットとデメリット

●勤務体系

・勤務日数:週3日~週5日勤務

・勤務時間:基本9時~17時など

基本的には、残業もほとんどなく、当直や時間外の呼び出しもありませんので、

ワークライフバランスのとれた働き方が実現できます。

・年収:週4日1200~1400万、週5日1300~1600万(専属産業医

※ただし、企業(外資系か内資系)、経験、年数によって変動しますので、

あくまで参考までにお考え下さい。

兼業は臨床のスキルを落とさないように認めている企業がありますが、

こちらも企業によりけりです。産業医でも週4日勤務で、週1日非常勤でアルバイト可能であれば、総額年収で1500~1700万ほどは見込めるでしょう。

 

●メリットは?

「残業が少ない・当直がない」「時間外の呼び出しがない」など「ワークライフバランスのとれた働き方」が可能な点です。臨床であれば、残業や休日に呼び出されるのはまだまだ多い状況です。産業医であれば、家族との時間を犠牲することなく、大切な時間を確保することができます。

また、臨床よりも業務時間を調整しやすいです。基本は定時に終わりますし、例えば、会社訪問を11時から16時の間に収める、週に1回は午後に訪問の仕事を入れない日をつくるなど、育児と仕事のバランスを考慮した計画や働き方ができます。

 

●デメリットは?

・「雇用契約が1年毎の更新」となる

多くの企業は、1年毎に雇用契約の見直しがあります。継続するかしないかや、年収まで見直すのかなど更新の際に見直す項目は企業毎に異なりますので、必ず確認ください。基本的には、何も問題がなければ雇用は継続することになりますが、定年が近くなってきた際には、あなたが継続希望でも今年限りで退職してほしいと言われることもありますので少し注意が必要です。


・企業人としての自覚が必要(医師がトップではありません)

臨床の世界では、基本的に医師がヒエラルキーのトップにおり、コメディカルや事務方より医師の方が主導権を握っています。しかし、企業に入れば、会社への貢献が第一になります。ベテランの看護師さんの発言のほうが強かったり、経営的な観点から融通が利かないことも多々あります。一企業人という自覚が必要になってきます。

(とはいえ臨床でも教授や部長医師でもシビアな関係ですので、それよりもより楽になる可能性もあるので一概には言えません)

 

産業医に向いている方は?

産業医に向いている方は下記になります。

→ ワークライフバランス重視の方、育児をされている女性医師

→ 公衆衛生や予防医学に興味関心がある方

→ 医師の立場から社会や会社に影響を与えたい方

 

企業勤めをすると合わなかった際に臨床に戻れないや、折角取得した資格がもったいないと思い方もいらっしゃるかもしれませんが、結論、問題ありません。週4日産業医勤務で週1日臨床の非常勤を続ければ、問題解決です。

 

3.産業医求人が多い転職サイト・エージェント

 

f:id:aniki786:20201120000021p:plain

 

・JMC

・エムスリーキャリア

・エムステージ

リクルートメディカルキャリア

 

JMC 

 特徴1.    産業医求人が業界トップクラス(2020年12月現在で公開求人のみで46件)

 

転職希望医師の登録実績No1を更新中!医師転職ならエムスリーキャリア 

特徴1. 企業向けに様々なサービス提供を行っている

企業向けに「産業医顧問サービス」や「産業医エクスプレス」といったスポットサービスなどを提供しているおり、企業からの信頼が厚いため、必然的に求人は多い

 

エムステージ|産業医・保健師のご紹介/選任サポートや求人情報なら

特徴1.   産業医のマッチング以外にも様々なサービスが充実

嘱託産業医の業務管理システム「MConnect」、休職者の復職までの対応の仕組みづくりをサポートする「休職・復職サポートサービス」を運営している

 

企業への産業医の紹介だけでなく、「産業医サポートサービス」が受けられることが強みです。また、この「産業医サポートサービス」が、「第7回 日本HRチャレンジ大賞」のイノベーション賞を受賞しており、外部からも優れた評価を得ています。

 

【紹介実績多数】医師の求人・転職なら【リクルートドクターズキャリア】

特徴1.企業との結びつきが強く、求人が豊富

リクルートグループは、一般企業の就職・転職では最大手であり、企業との結びつきが強いです。真っ先に企業が産業医のを募集する際に思いつくのは、リクルートというブランドですので、必然と求人は多くなります。

 

以上です。

産業医の求人は非常に人気があり、選考の難易度は高いです。

面接も2、3回行われることもざらにありますし、質問も深く聞かれます。

その際に、あなたをサポートしてくれる転職エージェントはとても重要になってきます。

 

転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、あとはメールを確認しつつ、興味ある案件に応募するだけです。どのサイトも登録は5分程度で終わりますので、是非この機会に行動してみましょう。

aniki786.hatenablog.com